まるごとnote編集チームです。「モノをつくる力で、コトを起こす人」を育てる、神山まるごと高専に関する情報を伝えています。

取り繕わないリアルな日常を感じことができるイベントとして、神山まるごと高専が徳島県神山町で開催している「神山キャンパスツアー」。
毎回２０組、４０名の学生・保護者を神山町にお招きしています。

募集を開始するとすぐに予約枠が埋まってしまうこのイベント。
今回のnoteでは、このキャンパスツアーをご紹介します。

神山町の”リアル”を体験する場として

「神山町に住んで、ここで学ぶというリアル」は、写真や言葉では伝えても伝わりきらないところがあります。特に神山まるごと高専は、１５歳から親元離れて通う全寮制です。したがって神山町をリアルに感じることは受験を考える上では必須。

よく、”田舎”ということで「ちゃんと生活していけるのか」と、不安の声も聞かれます。
そういった不安を解消するため、町民の方と話してみたり、登下校の道を実際に歩いてみたりして、参加者が神山町での日常生活をイメージできることを目的としています。

仲間に会える場所として

キャンパスツアーは日本全国から中学生とその保護者が集まります。そのため、参加者同士が交流できることもキャンパスツアーの重要ポイント。学生同士、保護者同士でも会話できる機会を設けて「人にも会える場所」にしています。

他のイベントもそうですが、全国に同じ志を持った人や、多様な考えを持った方に出会えるこれらの機会は貴重な場になっているようで、4時間のツアーが終わった後に連絡先を交換する参加者もいるほどです。このような場をきっかけに様々なネットワークが生まれていると感じています。

理解を深める機会として

座談会も、毎回好評をいただいています。自分が今疑問や不安に思っていることを解消したり、知りたいことの理解を深めるために座談会の時間を設定しています。

この座談会は、リアルな生活面を神山町民の方に直接聞ける貴重な機会となります。神山町での生活については町民の方に、学校生活や学校づくりに関することは神山まるごと高専のスタッフに聞くことができます。

座談会に参加いただく町民の方は、移住者や元々の町民の方、地元の高校生と様々。「何で移住したんですか？」や「何でここの高校を選んだの？」「町の方は神山まるごと高専ができることをどう思っているのですか？」などの質問が飛び交っています。

また、起業家講師が参加してくださるレアな回もあります。以前に、コスメティックブランドSHIROのファウンダー今井浩恵さんと、株式会社マクアケ取締役の坊垣佳奈さんが参加してくださったことがありました。

中学生だけではなく保護者の方からも「起業」についての質問が出ていて、活気あふれる時間となりました。

気づきの場として

キャンパスツアーに参加してみて「やっぱり違ったな」という結論に至ってもいいと思っています。もちろん、神山まるごと高専を知っていただいたうえで「入学したい！」と思っていただけるのは嬉しいのですが、このキャンパスツアーが、進路決定のきっかけになれば嬉しいという思いで実施しています。

暮らしのイメージを膨らませる場として

町内散策で人気なのは「アートウォーク」。

世界中のアーティストに神山町に滞在してもらいながらアート作品を町の中に残していってもらう「アーティスト・イン・レジデンス」という神山町で何年も前から取り組まれているプロジェクト。その作品の数々が山の至る所に残されています。

こんなアート作品を身近に感じ、触れられるのは珍しい環境なのだと思います。参加者も興味津々に見たり、写真に収めたりしています。
また、「入学したら、休日にお弁当を持ってピクニックに来たいね！」なんていう会話も聞こえています。

自然の中を話をしながら歩く時間も、とても心地が良く楽しいひとときです。保護者の皆さんと別ルートを散策いただくことで、後でそれぞれ感じたことや体験したことについて情報交換してもらえたら、という思いもあります。

また、本校の「HOME（寮）」と「OFFICE（教室）」の間の道も歩き、
「スケボーで行き来してもいいのかな？」「自転車が必要そうだね」「休み時間の移動、間に合うかな？」と、登下校のイメージも膨らみます。

神山町にきて、「本当にここで暮らし、学んでいけるのか」ということを自分自身で確かめるためにも、ぜひ神山町に来て欲しいです。

現時点での参加対象は、学校説明会に参加した中学2,3年生と未来の学校LABまたは未来の学校説明会に参加した中学1~3年生です。
お申し込みは公式LINEより受け付けています。

受験を迷っている人はぜひ、神山キャンパスツアーにご参加ください！

[文・構成] 古屋佑奈

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